2020年7月 走る新幹線を見に行こう
今回は電車が大好きなAくんと一緒に、埼玉県にある鉄道博物館に行ってきました。
Aくんは車や電車が大好きな男の子。
大人には同じように見えてしまう(私だけ?)電車の違いにも詳しい電車博士です。
こちらの鉄道博物館、通称「てっぱく」は3つのコンセプトがあるそうです。
鉄道に関わる遺産や資料を保存し調査・研究する鉄道博物館として、鉄道システムの変遷を時代背景を交えながら紹介する歴史博物館として、鉄道の仕組みや最新の技術を体験的に学習できる教育博物館として。
まさに鉄道の夢がつまった、大人もこどもも楽しめる博物館です。
感染症対策で入場制限されている館内は、通常の半分以下、休日と比べると3分1の程度の人出だそうで、安心してゆっくり楽しめそうです。
Aくんは何度かこの博物館に来たことがあるそうですが、今日のお目当ては走る新幹線と鉄道ジオラマ。
入館後まずは、車両ステーションをぐるりと周ります。なんと、41両展示されているそうで、小さな妹さんは追いかけるお父さんと一緒に大きな車両の間に隠れ、すぐに姿が見えなくなりました。
その広いスペースでゆっくりと車両展示を楽しんでいると、ちょうど鉄道ジオラマの解説プログラムが始まる時間に。
こちらも、席数を半数以下に減らしているという観客席はゆったりしており、Aくんはお父さんのお隣で、迫力いっぱいに走る模型車両の様子を楽しみます。線路の総延長は、1200mもあるそうです。
その後は、走る新幹線を見にビューレストランへ向かいます。
お父さんがすかさず、通る新幹線の種類と時間をチェックしてくれたので、新幹線が来るのをみんなでワクワクと待ちます。いくつかの新幹線が通りましたが、は、早い…。私には種類まで見分けがつきませんでした。
そんなスタッフを横目に、お母さんの隣でAくんは目の前を走る新幹線を見て嬉しそうにしていました。
今日は、はやぶさ、かがやき、こまちなど新幹線が描かれたかっこいいTシャツも着ているもんね。
そして、はやぶさの車両の形について「どうしてこんなに鼻が長いんだろうね」とスタッフ同士で話していると
トンネルが理由だとお母さんが教えてくれました。
高速で走る新幹線がトンネルに入ると、トンネル内の空気が圧縮されて、出口で大きな音がするのだそう。
この音を低減させるためにこの形になったのだと。
感心して聞いていると、お母さんは「ということを、前にAが教えてくれたんです。」と笑いました。
さすが電車博士!Aくん、勉強になりました。
その後も、おすすめ写真スポットで家族写真を撮ったり、電車グッズがたくさんのミュージアムショップでおもちゃを選んだり、夕方まで博物館を満喫しました。
日本全国みんな同じと思いますが、新型コロナウィルスの影響でお出かけもままならず、Aくんご家族も数か月ぶりのお出かけだったそうです。次までにもう少し勉強しておくので、また一緒に電車見ようね!
SmileSmilePROJECT担当 伊藤和子