2025年8月 夏のディズニーでミッションクールダウン!

2025.08.20 活動レポート
小児がんの子どもの旅行の付き添い

今回は、昨年に続き2回目のご依頼となったAくんファミリーと東京ディズニーリゾートへお出かけしてきました。
前回はママのお腹の中にいた妹さんも無事に生まれて、おじいちゃんおばあちゃんも一緒に皆でまたお出かけに来てくれました。

初日は、夏真っ盛りのディズニーランドへ。

とりあえず涼しいところに!ということで、まず向かったのはイッツアスモールワールド。
病気の影響もあり、暗いところが苦手になってしまったと聞いていたので、怖くないかなと少し心配がありました。

しかし勇気を出して行ってみたら、あちこち指差しながら楽しんでくれました。
その様子にご家族もスタッフも一安心で、そこからはプーさんやカリブの海賊まで、色々なアトラクションを楽しみました。

小児がんの子どもの旅行の付き添い

ミッキーとミニーにもまた来たよーとご挨拶♪
サインも書いてもらいました!

小児がんの子どもの旅行の付き添い

年々暑さが厳しくなる中、大人気のびしょ濡れイベント。
小児がん治療中のお子さんは、感染症の問題もあって普段は海やプール遊びが制限されるお子さんも多いので、水遊びの機会はとっても貴重です。

楽しみにしていたベイマックスのパレードでは、キャストさんに1番のおすすめスポットを教えてもらい、最前列にスタンバイして、音楽にノリノリになりながら全身にミストを浴びてびしょびしょになりました。 Aくんのエナジーレベル上昇です!

その後は、トゥーンタウンでも水浴びをして、AくんのテンションはMAX!
プールにでも行ってきたかな?!というほど、追いかけていたママと二人びしょびしょになりました。

夜のパレードもしっかり楽しんで、この日はアンバサダーホテルにお泊り。
前回もお泊りした素敵なホテルです。

今回は治療を頑張るAくんのハーフバースデーの記念旅行ということで、お部屋には素敵なおもてなしが待っていました。
タオルでできた大きなケーキにはAくんも大喜びで、お母さんは「どうしようタオル使えない、、」と笑っていました。

朝から、猛暑の中で遊んだとは思えない程元気が残っていましたが、明日もお楽しみがたくさん!!ゆっくり休んでね~

小児がんの子どもの旅行の付き添い

2日目は、デイズニーシーへ
暑さ対策をしながらですが、やはりこの日も猛暑、休みながら涼みながらのんびり楽しむことにしました。
Aくんの好きな電車や船も移動に使いながら、快適に楽しみながら広いパークを散策です。

ここでもミッションはクールダウン!

ウォーターフロントの噴水広場では、たくさんのお子さんに交じって飛び出す水しぶきを探したり、逃げたりとAくん大喜び
滑って転ばないように、大きな子とぶつからないようにと一緒に見守りながら遊んでくれていたボランティアのお姉さんも気づけばびっしょりです。
その後も、ビショビショアトラクションのアクアトピアに参戦し、家族みんなビショビショになりタオルで拭きながら大笑い。
小さな妹さんは何が起こったかわからず、きょとんとしていましたがその顔がとってもかわいかったです。

小児がんの子どもの旅行の付き添い

そして、Aくんこのアトラクションをお代わり!!気に入ってくれて楽しんでいるのがわかって安心しました。
でもAくんのクールミッション、ここで終わりではありません。
最後は、夕方に行われたステージショー、ミッキーたちのクールな音楽とダンス、そしてステージからの大量の放水!!
水しぶきレベルではありません。

参加者が荷物を大きなビニールに包んだり、全身ポンチョ姿なのを見た時、およその予測はしていましたが、、、
私の想定外の大量の水がふりまかれ、会場中の人はみんな大盛りあがりでした。もちろん、Aくんもご家族もいい笑顔です。

この時期しかできない水遊び、デイズニーで満喫できて良かったです。

小児がんの子どもの旅行の付き添い

病気を抱えていても、日々お子さんたちは成長します。

小児の看護師としてのやりがいのひとつが、お子さんの成長が見られること、またその成長を親御さんと一緒に喜ぶことが出来ることだと思っています。

今回Aくんとは2度めましてでしたが、背が伸びて以前乗られなかったアトラクションにチャレンジ出来たり、ピースが上手になっていたり、妹さんにちょっと嫉妬したり。

でも可愛い笑顔やわんぱくなところは変わらず。

病気によって出来なくなったことに目が向きがちですが、体の成長も心の成長もご家族と間近で感じることができ、私にとっても幸せな時間となりました。

小児がんの子どもの旅行の付き添い

スマイルスマイルプロジェクトはこれからもAくんファミリーを応援しています!

スタッフ 高橋萌・伊藤和子

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