2025年4月 もう一度、家族でゆったりディズニーシーの旅

2025.05.19 活動レポート
小児がん 小児がん支援 家族旅行 子ども スマイルスマイルプロジェクト ジャパンハート ディズニーランド ディズニーシー

この4月にこっちゃんとご家族より「もう一度ディズニーシーに行きたい」とご依頼をいただきました。

2月にもスマイルスマイルプロジェクトを利用してディズニーシーへお出かけをしたこっちゃんとご家族。前回会えなかったミニーちゃんやシェリーメイに会うことやこっちゃんが大好きなアナ雪のアトラクションにもう一度乗ること、ダッフィーフレンズのぬいぐるみをコンプリートことが目標です!

前回の旅行の後も抗がん剤の治療を頑張っており、ご両親は「2月よりこっちゃんの体力が落ちているようで心配です。」と話してくれました。バギーに乗っての長時間移動や日中の日差し、寒暖差は体力を消耗する要因になります。

こっちゃんの体になるべく負担を少なく3日間を楽しめるように訪問リハビリの理学療法士さんにも協力してもらい、ご自宅でバギーの乗り方を調整しました。

この枕痛くない?と聞きながらポジショニングを行い、こっちゃんの腕を支えてあげるのはシェリーメイのぬいぐるみがぴったり。可愛いお出かけの準備にこっちゃんも「ふふっ」と笑い、嬉しそう。

旅行直前には、こっちゃんの体調に合わせて対応できるよう病院の主治医、診療医、訪問看護師が連携し、情報共有を行ってくださいました。こっちゃんを日ごろから看ているみんながディズニーで元気に楽しんできてくれることを祈っていました。

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出発の日、暑い日が続いているため念のため訪問看護師さんに点滴をしてもらい、準備万端でお家で待ってくれていたこっちゃん。
介護タクシーに乗ると「しゅっぱーつ!」の言葉にしっかりガッツポーズ!

この日は大雨でしたが、翌日ディズニーシーに入る日には快晴に!
ジャパンハートスタッフの伊地知さんとラブグラフカメラマンのほしちゃんがウェルカムボードでお迎えをしてくれました!

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まずは、アナ雪のアトラクションに乗ろう!ということで
みんなで船に乗ってファンタジースプリングスへ。
アナ雪に乗るのは3回目のご家族ですが、前回はスタンバイパスを取る必要があったので、スタッフも一緒に乗るのは初めて。「みんなでアトラクションを楽しめるのいいですね。」とお父さん。こちらもうれしくなる言葉です。

晴れ女のこっちゃん。とってもいいお天気になったのですが4月にしてはジリジリ暑い日差しが照り付けます。

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日傘や氷嚢でこっちゃんの体の熱を逃がしながら明日も楽しめるように水分補給をしっかりして、休み休み過ごしました。

のどが乾いたらビール…!とご両親もこっちゃんと乾杯~~~!!
とってもいい笑顔の家族写真になりました。

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夕方からは、ご家族の友人も合流しアトラクションや夜のショーを楽しみました。

3日目、この日はジャパンハートスタッフの星さんとラブグラフカメラマンのきまさんがお手伝いに来てくれました。

そして、こっちゃんの手には新しいお友達が!!
お父さんのご友人がこっちゃんにプレゼントしてくれたそうです。訪問看護師さんと出発前に「オルメルくんとクッキーアン見せてね。」と約束したこっちゃん。
これでダッフィーフレンズコンプリート!とのことでこの旅行の目標をクリアです。

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前回の旅行では会いに行けなかったシェリーメイやミニーちゃんにも会い行き、記念撮影を楽しみました。ボランティアさんがつくってくれたしおりにミニーちゃんにサインをもらいこちらも目標達成です♪

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ゴンドラに乗ってゆったりして「やりたかったことは全部できた!」とのことで介護タクシーに乗ってご自宅へ。お家のベッドに横になったこっちゃんは、なんだかほっとした表情で「楽しかったよ。」と握手をしてくれました。暑い中たくさん頑張ったよね。楽しんだよねとご家族と3日間を振り返りました。

こっちゃんの体調も変わりなく、本人もご両親も安心できたところで私もご自宅をあとにしました。2回目のご依頼をいただき、旅行の準備から当日までずっとやり取りをさせていただいていたご家族とのお別れは名残惜しい気持ちでいっぱいでした。

2回、3回とスマイルスマイルプロジェクトを利用したいと言っていただけること。
家族旅行をお手伝いしたその後も、頑張っているお子さんとご家族をずっと応援している私たちは、またいつでも声をかけてもらえたらうれしく思っています。

これからもスマイルスマイルプロジェクトは、こっちゃんとご家族を応援しています!

スタッフ 川原沙菜

最後にお手伝いに来てくれたスタッフの伊地知葵さんがこっちゃんとご家族との出会いで感じたメッセージを書いてくれたのでご紹介します。
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伊地知葵です。昨年の12月にジャパンハートに入職し、人事を担当しております。

私は大学生の時に東南アジアでの孤児院ボランティアを経験したことから、「いつか途上国の子どもたちを笑顔にできる仕事がしたい」という思いがずっとあり、
昨年ACの広告をきっかけにJHの活動を知り、ご縁があって入職することになりました。

今回こっちゃん家族のディズニーシーへのお出かけの付き添いを担当しました。
お出かけを通じてこっちゃん本人も久々のディズニーを楽しんでいる様子が伝わってきましたが、何よりも印象的だったのは、ご両親の笑顔でした。

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このおでかけに至るまでには辛い治療もあったかと思いますが、この日を待ち遠しに、親子で頑張ってきたのだなと胸が熱くなりました。

こっちゃんが晴れ女であることもあって晴天の中、念願のアナ雪に乗ることもできたし、たくさんのキャラクターと写真撮影もし、夜は家族やご友人揃ってビリーヴを鑑賞でき、充実した1日を過ごせました。

私は今回スマイルスマイルプロジェクトの活動に初めて参加しましたが、
この活動はジャパンハートの理念である
「こころを救う医療」をまさに体現していると感じました。

こっちゃんの旅行には、スマイルスマイルプロジェクトの看護師が帯同したのですが、医療者としての判断を持ちつつ、こっちゃん本人が、ご家族が、どうしたいかを一番大切にサポートの仕方や関わり合いを工夫していると感じました。

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たとえ病気の治療をするわけではなくても、このお出かけがご家族の希望になり、そして忘れられない思い出づくりに寄与できる素敵な活動と改めて感じました。

ご家族の笑顔がこの先もずっと続きますように。
願いを込めて体験記とさせていただきます。

ジャパンハート HRセクション 採用担当 伊地知葵

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