2024年2月 キッザニア甲子園ご招待イベント開催しました

2024.03.09 活動レポート

立春が過ぎ暦の上では春ですが、気温は乱高下の2月。キッザニア甲子園様のご協力のもと、6組23名のお子さまとそのご家族をご招待してイベントを開催しました。
キッザニアは子どもが主役の街!館内なので寒くてもお天気が悪くても楽しめるところも魅力です。

今回は、このイベントの趣旨にご賛同しご支援いただいている企業様からボランティア6名、SSPサポーター5名、カメラマン1名、そしてジャパンハートスタッフ4名、合わせて40名での開催となりました。

毎回、キッザニア初めてのお子様もリピーターのお子様にも安全に楽しんでいただけるよう、イベントの準備をしていますが、今回は6組のお子さん全員が初キッザニア!
面談ではイベントを楽しみにして治療を頑張っていたり、初めての家族旅行なんですとお話してくださるご家族もいらして私達もワクワクしながら準備を進めました。


まずは、ウェルカムボードでお出迎え、名前呼んでもらって嬉しかった!安心しましたとの声も

感染症も流行っておりみんなの体調が気がかりでしたが、当日は6組のご家族皆さん全員が元気に集合してくれました。
お仕事についての説明を受けて、集合写真を撮ったらいよいよお仕事体験です。夜の街キッザニア、薄暗い館内にワクワク感が高まり、入園後はお子さんそれぞれがやりたいお仕事めざします。

地図を見ながら作戦会議!

人気の消防士やパイロット、DJや馬の厩務員なんて珍しいお仕事もあり、お子さん達みんな事前にチェックしてきたそうですが、たくさんのお仕事を見てやりたい!がたくさん出てきました。
美味しそうなハンバーガー屋さんやピザ屋さん、チョコレートショップにアイスクリーム…

3連休前ということもあり平日でしたが館内はかなりにぎやかで、人気の食べ物屋さんはあっという間に予約締切になってしまったそうです。それでも、ボランティアさんの協力でみんな一番やりたいお仕事はできました!


本物さながらの制服を着たお子さん達、みんななんだか誇らしげな表情。

きょうだいが違うお仕事をしたい時も、ボランティアさんがお子さんそれぞれに付き添いサポートします。仲良しきょうだいだってやりたいことや興味は違いますもんね!
お子さんが病気になった時、その病と闘っているのは、病気になった子どもだけではありません。そのきょうだいも、家族も、みんなで一緒に病気に向き合っています。入院治療中は、兄弟姉妹もはなればなれになって、お互い我慢や寂しい時間を過ごしているお子さん達も今日は家族みんな一緒です。

「このお仕事をやりたいと教えてくれていたけれど、お兄ちゃんがやりたいお仕事を一緒に体験したくて、やりたいお仕事を変えた男の子、きょうだいで一緒にお仕事してとても嬉しそうでした!」と家族に寄り添ってくれたボランティアさんにほっこりエピソードを聞いたり、
「きょうだい誰も我慢することなく、やりたいことできて大満足しました!」というご家族に感想をいただいたり、、
いつも思うのですが、サポートしているはずの私達も元気をもらい、そんなパワーがまたたくさんのご家族に循環していくのだなと温かい気持ちになります。

面談で会った時とは別人のようなキラキラ笑顔を見せてくれた子ども達、一緒に楽しい時間を過ごしてくれてありがとう!

治療後初めての外出や治療中というお子さんがほとんどでしたが、体力、体調面での不安、人混みに行くことへの不安が少しでも軽減していたら嬉しいですし、子ども達にとって楽しい体験がひとつでも多く、また家族の楽しい思い出がひとつでも増えていたらいいなと思います。

イベントに参加してくれたお子さまとご家族、ご協力いただいたキッザニア甲子園スタッフの皆様、ボランティアの皆様、本当にありがとがございました。
私達の活動をご支援いただいた全ての皆さまに感謝しています。

スタッフ 伊藤和子

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