2024年3月 一休協賛宿泊企画 金沢で家族の時間を過ごしてきました

2024.04.02 活動レポート

小児がん拠点病院のある7ブロックで開催してきた人気の宿泊企画、3月は全国の頑張っているお子さんとご家族を対象に募集をしました。
毎回1組だけをご招待していたこの企画ですが、今回は年始に起きた能登地震支援のひとつとして、石川県にある素敵なホテルに2組をご招待です。
スマスマ参加2回目のご家族と初参加のご家族、お子さん達にお会いするのを楽しみに準備を進めました。

3月は北陸新幹線の金沢-敦賀間延伸開業ということで盛り上がる北陸、奇しくもこの日は開業前日ということで金沢市内はイベントが行われたりとたくさんの観光客でにぎわっていました。


金沢来たなって感じの鼓門 ライトアップ

金沢の台所と言われる近江町市場や金沢城公園など観光地にほど近く素敵なお庭もあるこのホテルに、15時のチェックインに合わせ、二組のご家族がそれぞれ到着されました。お子さんと再会を喜んだり、少しお喋りした後は、夕食までおもいおもいに家族の時間でゆっくり過ごしていただきました。
お天気は良かったものの、風が強く少しお散歩に出たりもしたそうですが、どちらのご家族もお部屋でのんびり~されていたそうです。

夕食は、ちょっと大人のダイニングレストランで新鮮な魚介類や和牛等、金沢の旬の恵を堪能していただきました。
お子さまコース、ちょっと量が多いかななんて思っていましたが、好きなものたくさん!といっぱい食べてくれたようです。

闘病中は食事に制限があったり、味覚がかわってしまったり、長期の入院治療は成長発達途上のお子さんの食にも影響を及ぼし、ご両親の不安や心配は大きいと聞きます。
食事中に、食事や食材ひとつひとつを舌で確認したり、これ何?と聞いたりしていたお子さん、治療中に嘔気や嘔吐が続いたことで、治療が終わった今でも、食物そのものをとても警戒するようになったそうです。小さな体で辛い治療を受け入れ頑張ってきたことを思い胸がきゅっとしました。
一見好き嫌いしているように周りには映ってしまうかもしれませんが、治療そのものが一段落してもまだまだ頑張っているお子さん達がたくさんいることを目の当たりにしました。

今回、お子さんが小さいので「騒がしくてご迷惑じゃないかな」と心配されていたご両親でしたが、そんな心配をよそにレストランでは温かいおもてなしをしていただきました。途中バイオリンの生演奏もあり、小さなゲスト達のためにアンパンマンマーチやとなりのトトロも選曲してくださり、美味しい食事だけでなく、優しい時間に癒されました。「子どが誰も泣いていない食事は久しぶりです笑」と言っていただき、いつも頑張るご両親にも喜んでいただけて嬉しかったです。

翌日は、風もおさまりぽかぽか陽気に誘われ金沢城公園にお散歩がてら出かけ、ラブグラフさんによる撮影会を行いました。
お子さん達は撮影よりも広い芝生で遊びたいモードでしたが、、ラブグラファーよしみんさんが上手くリードしてくれて和やかに撮影が始まりました。
梅が満開で良い香を漂わせていましたが、桜もすでに咲いている場所があり金沢城バックにそれぞれ家族写真を撮っていただき、みなさんいい笑顔です。

  

旅行後に、ご家族からお礼のメッセージをいただいたのですが、「治療が終わってから時間が経つほどに再発の恐怖は増すばかりで、年に数回ある検査の前にはいつも気持ちを奮い立たせていないとどんよりしてしまうのですが、この時間を持てたことで明るく過ごすことができました。」とありました。

楽しい時間の裏にはそんな家族の思いがあったのかと、やはり病気との闘いはまだまだ続いているのだなと思いました。


鬼ごっこに混ぜてもらいました♪


金箔アイス食べたよ~♪

株式会社一休さまは、多額の宿泊支援だけでなく活動に賛同する社員から成る「スマイルサポートチーム」も発足されており、子ども達と家族に更なる充実した時間を過ごしてもらうために協働していただいています。いつも、活動を支えて下さり、ありがとうございます!

スマイルスマイルプロジェクトは、Rちゃん、Kちゃんご家族をずっと応援しています! また、遊ぼうね♪

スタッフ 伊藤和子

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