2023年2月 ミニーちゃんに会いたい♪

2023.03.06 活動レポート

4回目のご依頼を頂きましたAちゃんと一緒にミニーちゃんに大好きを伝えにディズニーリゾートへお出かけしました。

1日目はまずご自宅からホテルへの移動旅からスタートしました。ホテルでお迎えした時はこれまでと変わらない笑顔でご挨拶。今回のお出かけでどんな事をしたいのかたくさん教えてくれました。

2日目はSSPサポーター2名にお付き添い頂き東京ディズニーシーに行って来ました。
まずはミニーちゃんをお迎えすべくお買い物から!

  

冷たい強い風に吹かれちょっと心配もありましたが、楽しみにしていたミニーちゃんのハーバーショーを鑑賞!
その後も大好きなマーメイドラグーンで過ごしたり、みんなで船に乗ってパークを移動したり、お買い物をしたり、パークをたくさん巡りました。

  

3日目の付き添いに参加してくれたのはSSPサポーター1名とジャパンハート東京事務局学生インターンの志水さんです。彼女は管理部に所属し広報ファンドレイジング業務を兼任、ジャパンハート東京事務局で7カ月間様々な面で支えてくれました。今後は人道支援分野における学びを深めるため、イギリスの大学院に進学されます。
今回はAちゃんとのお出かけ最終日の付き添いに来てくれた志水さんが活動レポートを書いてくれました。
そしていよいよ最終日!ディズニーランドの付き添いに参加した志水さんはどんな素敵な時間を過ごしたのでしょうか?

スマイルスマイルプロジェクト 印東真奈美

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私が今回一緒におでかけしたのはAちゃんとそのご家族。
2泊3日のおでかけの最終日に東京ディズニーランドへ同行させていただきました。
冷たい風が吹きつける朝でしたが、これまでの疲れを感じさせない笑顔のAちゃんとご家族をお迎えしました。初めての付き添いで緊張していた私に、「今日はねミニーちゃんのお洋服を買いたいの!」と大事そうに握りしめたミニーちゃんを見せてくれたAちゃん。ミニーちゃんデザインのネイルに、ミニーちゃんの耳を身につけて、大好きなミニーちゃんに囲まれたAちゃんの様子に私も自然と緊張がほぐれ、心も身体もポカポカしてきました。

一番最初にAちゃんが選んだアトラクションは空飛ぶダンボ。
「ピンク色と水色と紫色が好きなんだ!」と言っていたAちゃんは、お兄ちゃんと一緒に紫色のダンボに乗りました。前方のダンボに乗っていたご両親と、後方に乗っていた私とSSPサポーターさん、下で待機していたSSPスタッフみんなに一生懸命手を振ってくれました。
「怖いけど乗ってみたい」と初挑戦したホーンテッド・マンションも、手をつなぎながら勇敢にくぐり抜け、アトラクションを降りた時には「やっと人間界に戻ってこれた~」と一言。思わずクスっと笑顔になった瞬間でした。

お昼ご飯をたべたあとは、Aちゃんが楽しみにしていたという香水ショップ:ラ・プティート・パフュームリーへ。
「ねぇこれいい香りだよ!」「これは甘いね!」「こっちもいい香り!」と次々と香り見本を手に取り、みんなに教えてくれました。女子力MAXなその姿に、私も口を開けて感心してしまうほどでした。

この日のメインイベントともいえる「ミニー、ウィー・ラブ・ユー」のパレードをみんなで鑑賞しました。Aちゃんも昨日お迎えしたミニーちゃんと一緒にスタンバイOK!キャストさんがレクチャーしてくれたダンスを覚えられずに終始あたふたしていた私とは反対に、事前に動画を見て練習してきたというAちゃんは、お母様と一緒に完璧に踊っていました。そんな可愛らしい2人のミニーちゃんを後ろから眺めていた私にとっても幸せなひとときでした。

その後、ワールドバザールでかわいい積み木セットを手に取ったAちゃん。別売りのキャラクター積み木と組み合わせながら悩んでいるAちゃんの様子を見ていたお兄ちゃんが「僕のお小遣いで買ってあげるから、これもう1つ買いなよ」と。Aちゃんの闘病生活を間近でずっと見てきたお兄ちゃんの優しさがとても心に響きました。2人で優しさをシェアするその心持ちに私も日常のなかで忘れがちな大切なものに気づかせてもらいました。

乗りたいアトラクションに乗り、買いたいものを買えたご様子のAちゃん。お出かけ前は少し不安を抱いていたそうですが、大好きなミニーちゃんとご家族とディズニーランドを満喫されていました。
はじめての付き添いに最初は身構えてしまっていた私も、Aちゃんの姿に励まされ、気付けば一緒にアトラクションやパレードを思いっきり楽しんでいました。

患者さんご本人やご家族が闘病中に経験する苦しみは計り知れません。そういった状況に対して私にできることは本当に微々たるものでしかないと思います。
しかし私たちジャパンハートのスマイルスマイルプロジェクトがお出かけに付き添うことは、「サポートをする」という与える行為だけではないことに気づきました。ご本人やご家族の姿から、こちらがもらっていることの方が多いのではないか。元気や笑顔だけではなく、普段わたしが生活をする中で忘れてしまいがちな「小さな優しさ」であったり、生活の中のほんの数秒だけでも笑える瞬間であったりと、大切なものは日常の中にあるのだと思いました。

今回大変貴重な機会をいただき、ご協力いただきましたSSPサポーターさん、弊団体スマイルスマイルプロジェクト担当の印東さん、そしてAちゃんご家族の皆様、本当にありがとうございました。
ジャパンハートはこれからもAちゃんご家族を応援しています!

東京事務局 学生インターン 志水 千紘

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