2025年5月　元気100倍！アンパンマンに会いに行きました

5月、入院治療を乗り越えたご褒美に大好きなアンパンマンに会わせてあげたい、とAちゃんファミリーよりご依頼をいただきました。
面談でご自宅に伺うと、アンパンマンと仲間たちのマスコットがずらり！
小さな体で治療を頑張ってきたAちゃんのそばには、誰もが子どもの頃一度は夢中になるみんなのヒーロー、アンパンマンがいました。

お出かけ先は、横浜アンパンマンこどもミュージアム。

パン工場やおみせやさん、アンパンマン号などなどAちゃんが夢中になる仕掛けがたくさんありました。
つい１か月ほど前に退院したばかりだったので、疲れ過ぎないといいな・・・と思っていたのですが、そんな大人たちの心配をよそに、元気に動き回り、踊って、思い切り楽しむAちゃんにママとパパにも笑顔が溢れました。

憧れのアンパンマンに、いざ対面。
前日からアンパンマンのマーチを歌って、この時を心から楽しみにしていました！

さすが大人気のアンパンマンの周りには小さなお友達がたくさん集まっていました。
緊張でドキドキのAちゃんでしたが、タッチもギューもしてもらってとっても嬉しそう。夢が叶って良かったね！

そして、当日はラブグラフカメラマンの藤井実穂子（カメラマンネーム：ぽっこ）さんに来ていただき、Aちゃんの「にこ～！」ポーズや家族写真をたくさん撮影してもらいました。

医療者でもあり二刀流で活躍されるぽっこさんに、当日の様子やスマスマの活動への思いをレポートしていただきました。

スタッフ　高橋萌
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爽やかな風薫る5月のある日、アンパンマン大好きガールのお出かけに同行させていただきました。
横浜アンパンマンこどもミュージアムは平日にも関わらずたくさんのご家族でいっぱいで、日々愛と勇気を与えてくれる仲間たちの偉大さを改めて感じました。

大好きなアンパンマンの世界で走って、飛んで、ハイタッチして、楽しそうなAちゃんと、それを笑顔で見守るご両親の姿がとても印象的で、ファインダー越しにとても温かい景色を見せていただきました。私自身もみなさん以上に笑顔が止まらない一日でした。

私は普段医療の現場で仕事をしています。様々な制限の中で痛みや辛さと闘う患者さんやご家族を支える一人でもある私にとって、こうしてお出かけに参加できることや楽しい思い出を共有していただけることは、嬉しいという言葉以上の幸福感がある時間です。

私が写真を撮る理由の一つに「”ありふれた瞬間”を”愛増えた瞬間”にしたい」という想いがあります。

アンパンマンに向かって一直線に走っているところ、親子3人で手を繋いで歩く後ろ姿、自分で好きな食べたいものを選んでいるところ、頬張ってチョコレートがついた口、ダダンダンの風船をしっかり掴んだ小さな手。
どれも小さなありふれたものにも思えますが、決して当たり前なものではなく、これまで生きた日々の証であり、今という通過点として大切に愛を込めて残したいものです。

スマイルスマイルプロジェクトの同行の日には、つい普段以上にたくさんシャッターを切ってしまうのですが、全てのカットに私なりにシャッターを切りたくなる理由があります。

思い出や写真は、確かに注射や薬とは違って生命活動に欠かせないものではないかもしれません。しかし、それがあるから頑張れる時や救われる時もきっとあると私は信じています。科学的根拠はないけれど、これまでやこれからの何らかのエネルギーになっていたらいいなと願っています。

この度プロジェクトを通して、Aちゃんご家族と素敵なご縁があり、楽しい時間をご一緒させていただけてとても嬉しく思います。私の方が元気100倍になった最高の一日でした。

Aちゃんご家族を想う私の気持ちが、写真に乗って少しでも届いていたらもっと嬉しいです。
本当にありがとうございました。また素敵なご縁があることを楽しみにしています！

ラブグラフカメラマン　藤井実穂子