【ご招待企画】　東京ディズニーランド

この9月に株式会社クォンタムジャンプホールディングス 協賛 東京ディズニーランドご招待イベントに参加されたお子さんのお母さんとお父さんがそれぞれ感想を書いてくださいました。

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下の娘が手足の痛みを訴え出したのは、ちょうど一年前でした。
次第に歩けなくなり、食べられなくなり、
コロナ罹患や検査入院で家族と全く会えない生活を経て病名が判明するまで１ヶ月以上、
病名が判明してからの入院加療は９ヶ月に及びました。

ディズニーランド招待イベントを見つけたのは、
退院したものの、一気に現実に戻って生活していくことへの不安や下の娘の入院の付き添いでとても負担をかけた上の娘へのケアを悩んでいた最中でした。

退院から２ヶ月後なのに果たして本当に行けるのか？
確かに闘病生活は大変だったけれど、もっと支援が必要な人がいるのを知っているのに我が家が参加したいということはおこがましいのではないか。
いろんな気持ちが逡巡したのを覚えています。

それでも退院が延びたことで、家族全員では迎えられなかった上の娘の誕生日に、
彼女が叶えたいことリストのいちばん最初に書いた「みんなでディズニー」を
少しでも早く実現できるならと祈る思いで申込みさせてもらいました。

普段は神経質なくらい気を遣った生活をしているため、正直、申し込んでからも迷いはありました。
それでも、事前に面談や連絡を重ねていただけたことによる安心感と、ディズニーへ行く日を指折り数え、届いた好きなキャラクターたっぷりの素敵なしおりにたくさん書き込みをする娘たちの姿を見て、覚悟を決めることが出来たというのが本音です。

まだ治療は続きますし、様々な不安が全て払拭されたわけではなく、相変わらずな生活ですが、
今回参加したことで１年以上送れなかった普通の生活を少しずつ取り入れていく勇気が出た気がします。

そして、本当は甘えん坊なのに、下の子の闘病中に親がびっくりするくらい頑張ってくれていた上の娘、
そして辛い治療も我慢し付き添う私を気遣ってくれていた下の娘、
この２人の見せてくれたこの日の笑顔を私は忘れられないと思います。

また、ボランティアのお姉さんたちやカメラマンのひとちゃんの存在にぎこちなかった上の娘が、
その日の夕方、急に自ら話しかけたことに驚いた私に「良かったーー！泣きそう！」と、伝えてくださったお姉さん。
そう言ってもらえたことや、それを共有してもらえることが、とてもとても嬉しかったです。

このような機会のためにお骨折りくださった全ての皆さま、本当にありがとうございました。

最後に、夫からも感謝をお伝えしたいとのことで付記させてください。

今回のディズニーランドを巡る１日は、家族４人にとってまさに夢のような時間となりました。

実際に現地に赴くまでの間は、どこのアトラクションを回るとか、どんな食事にするかというような計画建てに対しては、正直なところ、あまり頭が積極的に働いてくれませんでした。

娘の発病以後に身に染みついた習慣とでもいうべきか、
「大丈夫だろうか」「どうすればリスクや本人の負担がないだろうか」
というような想いに、ひたすら支配されておりました。

迎えた当日は炎天下。
「やはり並大抵ではないぞ」という家族の不安を、
スタッフ、カメラマンさんやボランティアの方々の存在と献身が徐々に取り払ってくれました。

自身であれば大変な労苦であることは想像に難くない、暑い中での随伴や待機、子どもたちとの笑顔やコミュニケーションを絶やさない姿勢は、並大抵のものではありません。
加えて、ご一緒に入園した多くのご家族の存在も、所々で大変励みとなりました。

結果、家族ともに貴重な機会を惜しんで夜まで園内にとどまることとなり、長時間のお気遣いをいただくことになってしまいましたが、一方で、散会時には、それまでの闘病環境から「知り合いとの別れ」や「それに伴う喪失感」に人一倍敏感になっていた娘たちを慮るあまり、随伴していただいた方々へのお別れのご挨拶、謝意を直接お伝えする時間を十分に設けられなかったことが、大変心残りでありました。

改めまして、当日のご苦労と、私たち家族への様々なお心遣いに、深く感謝申し上げます。
そして、これからも病に迷う多くのご家族の励みとなる素晴らしい活動が、皆様にとって決して無理なく続けられますことを、お祈りしております。
本当にありがとうございました。