2026年4月 きょうだいの大好きなマリオの世界に行こう!

2026.05.08 活動レポート
小児がん 小児がん支援 家族旅行 子ども スマイルスマイルプロジェクト ジャパンハート マリオ ユニバーサルスタジオ USJ キノピオ

4月に入る頃、Aくんのお父さんより「治療が落ち着いた今、なるべく早いうちにAくんをユニバーサル・スタジオに連れて行ってあげたい。」とのご相談をいただきました。

スマイルスマイルプロジェクトでは、通常、お出かけまでに約1か月の準備期間をいただいています。ご自宅やかかりつけの病院を離れて旅行をするお子さんが安全に過ごせるよう、主治医への情報共有書類の準備や旅行先で体調変化があった際の受診先の選定、宿泊先や施設の環境調整など、十分な準備を行うためです。

今回はAくんとご家族の願いをできる限り早く実現するため、主治医の先生とこの活動をご家族へ紹介くださった看護師さんに協力をお願いしました。先生に書類や緊急連絡先の選定について早急に対応いただけることになり、通常より短い2週間の準備期間で旅行を実施することとなりました。お父さんもすぐに準備に動いてくださり、スタッフとのやり取りも丁寧に進めていただいたことで、宿泊先や移動手段の手配もスムーズに行うことができました。

旅行の1週間前にはAくんのご自宅を訪問し、事前面談を実施しました。
Aくんは、自分の体調や気をつけるべき点について、しっかりと自分の言葉で伝えてくれました。
「最近は体の痛みもなくて元気!」
「マリオのところに行きたい。マリオカートとキノピオカフェには絶対行きたい!」
と、旅行を心から楽しみにしてくれていました。

Aくんは1か月前に強い痛みで入院し、治療を乗り越えて数日前に退院したばかり。当日は無理なく楽しめるよう、パーク内では車椅子を利用し、体への負担を最小限にして過ごすことに。

また、Aくんと恥ずかしがり屋の妹ちゃんがスタッフに慣れ、安心して当日を迎えられるよう、面談後にはご家族からお昼ご飯にお誘いいただき、家族でよく行くというご当地のファミリーレストランで一緒に時間を過ごさせていただきました。お母さんからは、「Aくんが入院中のとき1人で学童に通って頑張っていた妹ちゃんにも楽しんでもらいたい。」という思いもお聞きすることができ、Aくんと妹ちゃん、お母さん、お父さんみんながそれぞれ楽しめる旅行にしたいと感じました。

旅行当日、Aくんは「飛行機は怖かったけど、大丈夫だった!」
と話しながら、元気に大阪へ来てくれました。

ホテルの客室からはユニバーサル・スタジオ・ジャパンが見え、翌日の入園を待ち遠しく思いながら1日目はホテルでお休みをしました。

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2日目、いよいよ待ちに待ったパークへ。
あいにくの雨予報ではありましたが、朝のうちは曇り空。ユニバーサルスタジオに早起きをして急ぎます。
SSPサポーターさんに早朝からお手伝いに来てもらったおかげで、開園と同時に入園し、お目当てのニンテンドーワールドに到着!

まずは土管の前で記念撮影~
ヨッシー・アドベンチャーやマリオカートを楽しみ、大好きなキノピオにも会うことができました。
昼頃には雨が降り始めたため、キノピオカフェで休憩を兼ねて昼食に。ハンバーガーをお腹いっぱい食べ、家族でゆったりとした時間を過ごしました。

小児がん 小児がん支援 家族旅行 子ども スマイルスマイルプロジェクト ジャパンハート マリオ ユニバーサルスタジオ USJ キノピオ

Aくんがやりたかったことを、ご家族みんなで一つひとつ叶えていった今回の旅行。
お土産選びや大阪グルメも楽しみながら、無理のないペースで過ごすことができました。

スマイルスマイルプロジェクトは、これからもずっとAくんファミリーを応援しています!また会おうね。

スタッフ 川原沙菜

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最後に、当日サポートに入ってくださったSSPサポーターさんからも感想をいただきました。長年サポーターとして関わってくださっていたものの、付き添いボランティアは今回が初めてとのこと。その想いを綴ってくださいました。

私は数年前まで看護師をしていましたが、現在は鉄道業界で働いています。医療現場を離れても何らかの形で患者様をサポートしたいと考えていた時、スマイルスマイルプロジェクトに出会いました。

これまでスマイルスマイルプロジェクトではウェルカムボードやクリスマスカード作成のお手伝いをしてきましたが、付き添いボランティアには参加したことがありませんでした。
理由として日程が合わなかったこともありますが、一番の理由は、看護師の現場を離れた私が力になれるだろうか…という不安が大きかったからです。

今回、付き添いボランティアへの参加にあたり、スタッフ川原さんへ正直な思いを相談しました。その時、川原さんが仰っていた言葉が印象に残っています。「何かをしなければいけないと思わなくて大丈夫です。お子様やご家族と一緒に楽しんだり、安全に過ごせるように見守ることも大切なんですよ。」この言葉に勇気をもらい、付き添いへの不安が吹き飛びました。

おでかけ当日はあいにくのお天気でしたが、お子様がしおりを嬉しそうに見ている姿や「もう一回アトラクションに乗りたい」と話す様子を見て、晴れやかな気持ちになりました。

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これまでなかなか踏み出せなかった付き添いボランティアですが、背中を押していただいたことで、新たな視点を見出し、一歩を踏み出すことができました。今回貴重な経験をさせていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
この経験を胸に、今後も治療を頑張るお子様とご家族のために活動していきたいです。

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