2024年4月～株式会社一休協賛宿泊企画～定山渓へ行ってきました

小児がん拠点病院のある地域7ブロック毎に地域限定で開催している一休協賛宿泊企画。
もともとは新型コロナウィルス感染症が拡大し、旅行支援を活動のメインとする私達への依頼が激減したため、コロナ禍でもなにかお子さんに楽しいことできないかと考えた1組限定のおこもりステイです。

2024年度初回に選んだのは北海道地域。
長い歴史のある定山渓温泉のグランドブリッセンホテル定山渓へ、さくとくんファミリーをご招待し宿泊してきました。

雄大な山々にまだちらほら雪の残る北海道ですが、この日は気温20℃。ポカポカと春の陽気を感じました。

バスでホテルへ向かう途中、渓谷の上をこいのぼりが泳いでいました！

ホテルでご家族と合流しました。
今回の旅行メンバーは、さくとくん、お姉ちゃん、お母さん、おばあちゃんの４人。
普段からよくご家族で旅行へ出かけているそうです。

ホテルのエントランスを抜けると、お姉ちゃんは、わぁ～！たか～い！きれい～！と、壁一面の窓から見える景色に目を輝かせていました。

めがねがとってもチャーミングなさくとくんと、春から小学生になったお姉ちゃん。時々喧嘩をすることもあるそうですが、すぐに仲直りする仲良し姉弟です。

早速お部屋に入り、壁一面の大きな窓から臨むパノラマの風景に再び釘付け。
ふかふかのベッドにダイブしたり、お部屋の展望風呂をチェックしたりと隅々まで探検してもらいました。
お部屋を走り回り転ばないかヒヤヒヤしている大人を他所に、さくとくんのテンションはMAXです。

その後は、しばし家族団欒の時間を過ごしてもらいました。
大浴場の露天風呂で長距離移動の疲れを癒し、お揃いの作務衣にお着替え。

ホテルにはキッズルームもあり、お子さんたちは大喜びです！
スタッフも混ぜてもらい一緒に汗をかくほど遊びました（笑）

翌日、今回は来られなかったお父さんたちのためにお土産も選びました。

さくとくんに今回の旅行の感想を聞いてみたところ、お風呂が楽しかったと教えてくれました。
お外のお風呂は特別感がありますよね！

滞在中にご家族と、さくとくんの体調やご家庭の状況などをお話させていただく機会がありました。
一見、元気に走り周り遊んでいるように見え、つい意識から抜けてしまいそうになりますが、この瞬間も病気と闘っていること、ご家族も気の抜けない毎日を過ごしていることをお話の中から改めて感じました。

今回は元気に参加してくれましたが、いつどうなるか分からない不安と常に隣合わせにあるということ。
この宿泊企画が、ご家族にとってほっと一息つく時間になってくれていたら嬉しいです。

スマイルスマイルプロジェクトはこれからもさくとくんファミリーを応援しています！

スタッフ高橋萌