2020年11月 ヴィーガンスイーツご招待企画を開催しました 

2020.11.04 活動レポート

そろそろコートが必要かなと感じる季節になってきました。 

10月27日に表参道にあるパーラー8ablishでヴィーガンスイーツ体験を実施し、組のご家族に参加していただきました。 

 

ご家族との間でよく話題になることのひとつに子どもたちの「食事」のことがあります。 

治療の影響で味覚障害が残るお子さん、病気になる前はなんでも食べていたけれど食事制限時期に偏食になっというお子さんなど、ご家族の食の悩みは様々です。そんなお悩みにSmileSmilePROJECTとしてできることはないだろうかと常々考えていました。 

 

ヴィーガン肉・魚・卵・乳製品などの動物性食品を使わずに調理をするので、「いろいろな食品を制限する食事」という一面で紹介されることが多いですが、パーラー8ablishでは「国境も宗教も、様々個々が抱える背景も超え多くの人々が笑顔になれる食事」という捉え方をされており、小児がん食物アレルギーなどと向き合う子どもたちの背景も包み込んで笑顔になれる食事を提供してくださっています。しかもとっても美味しいんです! 

疾患の有無に関わらず、子どもたちの安全安心な食に対して大人が興味関心を持つことで、100年後の子どもたち笑顔で過ごせるように繋げていけたらと思います。 

 

 

イベントでは、グルテンフリーのクッキーにアイシングをして楽しんだり、とても美味しくて身体に優しいランチを食べたり

最後には子どもたちが大好きなチョコレートのホールケーキをデコレーションして持ち帰っていただき、ご自宅で家族一緒に楽しんでいただくことができました 

 

 

~ご家族の声を紹介します~

 「病気の発覚から今に至るまで、家と病院以外で安心して何かを楽しめる機会がなかったので、久しぶりに普段とは違う楽しい体験ができました。」 

 

「食物アレルギーはありませんが、お肉がなくても調理法によってこんなに美味しくて栄養満点の料理ができることを知りとても勉強になりました」 

 

「普段ひとりでなかなか食べてくれない子が、一人でほぼ間食してくれたことが嬉しかったです。子どもたちのニコニコ笑顔をみると、同じ病室で頑張っていた頃を思い出し、いま元気で過ごせていることが嬉しく感じました。子どもと私の写真はほとんどないので、プロカメラマンがサプライズで撮影してくれて嬉しかったです」 

 

 

 今回のイベントはパーラー8ablishの皆さま、フォトグラファーのJoji Shimamotoさん、

そして協和発酵キリングループ労働組合連合会の皆さまのご支援によって実施することができました。 

これからも小児がんと向き合うお子さん、ご家族の目線に立つ活動を継続して参ります。 

 

SmileSmilePROJECT担当 吉岡春菜

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