2024年 6月~株式会社一休協賛宿泊企画~芦ノ牧温泉 大川荘へ行ってきました 

2024.07.08 活動レポート
小児がん 小児がん支援 家族旅行 子ども スマイルスマイルプロジェクト ジャパンハート 株式会社一休 一休.com 大川荘 福島県

今回の株式会社一休 協賛 宿泊企画は、東北地域にお住まいのご家族をお迎えしてご褒美旅行を実施いたしました。

小児がん拠点病院のある地域 7 ブロック毎に地域限定で開催しているこちらの招待イベント。
COVID-19 が全国的に流行した頃にコロナ禍でもお子さんとご家族が安心して旅行を楽しむことができるようにと考えた1組のご家族限定のおこもりステイです。

会津若松に小学校の修学旅行で来たことがあり、素敵な場所だなと感じたことから、今度はお母さんと一緒に旅行に来ることが夢だったという心寧ちゃん。

病気が見つかり半年間にわたる入院治療を頑張っていた時には、大好きな温泉に入ることを夢見て様々な温泉地やお宿を調べることが息抜きでした。中でも、アニメ鬼滅の刃の大ファンだった心寧ちゃんは、鬼滅の刃の戦いの舞台となる無限城に似ている!と話題の「大川荘」には特別な憧れがあったそうです。

そんな心寧ちゃんとお母さんと旅行前に面談でお話をした時には、2人の「嬉しいね。楽しみだね。」という言葉にワクワクがとても伝わってきました。治療を終えた今もその合併症と毎日向き合っている心寧ちゃんは、毎日継続してお薬を飲むことも大変なのに、学校から帰宅すると体力づくりのためにのウォーキングを欠かせないと聞き驚きました。頑張り屋さんで前向きな心寧ちゃんにご褒美の温泉旅行を心から楽しんでもらいたいなと感じました。

退院したらカメラマンさんに家族写真を撮ってもらいたいと話していたというご家族のために、今回もラブグラフのカメラマンのしーちゃんが撮影のお手伝いに来てくれました。

小児がん 小児がん支援 家族旅行 子ども スマイルスマイルプロジェクト ジャパンハート 株式会社一休 一休.com 大川荘 福島県

当日は、みんなで会津若松駅に集合し大川荘のシャトルバスに乗ってお宿に向かいました。
お2人の出迎えには、心寧ちゃんの大好きなおぱんちゅとんぽちゃむモチーフのウェルカムボードをボランティアさんが作ってくれました。鬼滅の刃の柱たちに扮したおぱんちゅや隠れ炭治郎や禰󠄀豆子の遊び心に心寧ちゃんも「すごーい!額縁に入れて飾ろう!」と喜んでくれました。

お宿に着くとなんだか楽しみと緊張が混ざったような表情でゆっくりロビーへと向かう心寧ちゃんとお母さん。この日までに、鬼滅の刃の最新話はしっかりチェックしてきたそうです。アニメ・まんが大好きなしーちゃんとスタッフも一緒にドキドキしながら歩きました。

ロビーに入ると三味線の音色でお出迎えをされ、念願のロビーの佇まいにアニメの幽玄な世界に入り込んだような感覚になりました。楽しい気分のまましーちゃんによる心寧ちゃんとお母さんの撮影会スタートです!

小児がん 小児がん支援 家族旅行 子ども スマイルスマイルプロジェクト ジャパンハート 株式会社一休 一休.com 大川荘 福島県

浴衣に着替えて気分を変えて撮影もしました。お部屋の大きな窓から一望できる山と川を見ながら、次の日の朝食は何が出るかなをテーマに心寧ちゃんとお母さんに会話をしてもらいながら楽しく写真を撮ってもらいました。「スクランブルエッグ!ベーコン!」「TKG。卵かけご飯も欠かせないよね。」と話も盛り上がりました。

それから、ロビーの大きな笹の葉に七夕の願い事をかけることにしました。2人のこれからのしあわせを願うメッセージにほっこりしながら、心寧ちゃんとお母さんの幸せを心から一緒に願いました。

たくさん写真を撮ってくれたしーちゃんとお別れをして、この後は温泉と夕食をゆっくり親子2人きりで楽しんで来てもらうことにしました。

2日目、素敵なお部屋と温泉に名残惜しい気持ちの心寧ちゃんとお母さんと少しお話をして過ごしました。
心寧ちゃんは「入院や治療は辛いことがたくさんあったけど、全部この大川荘に来るためだったんだって思ったら全部チャラになるくらいしあわせでした。」と笑顔でお話ししてくれました。自分の言葉でこの旅行への感謝の気持ちを伝えたいとボランティアさんやスタッフへもお手紙を用意していてくれました。

感謝の気持ちをまっすぐ相手に伝えられる心寧ちゃんの人柄にスタッフも勇気をもらえた2日間。心寧ちゃんとお母さんにとってたくさん頑張ってきたことが報われ、これからも頑張っていく活力となるような思い出の旅行となってくれたら嬉しく思います。

小児がん 小児がん支援 家族旅行 子ども スマイルスマイルプロジェクト ジャパンハート 株式会社一休 一休.com 大川荘 福島県

スマイルスマイルプロジェクトは、心寧ちゃんとお母さんをこれからもずっと応援しています。

スタッフ 川原沙菜

心寧ちゃんが書いてくれた参加者の声はこちらからお読みいただけます。

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