【個別企画】四国旅行
7月に四国巡りの旅へ一緒にお出かけしたご家族から、ご旅行のレポートが届きました。
今回はSmileSmilePROJECTに参加されたお子さまの声をお届け致します。
私は最初自分の病気がわかったとき全然実感がわかなくて他人ごとみたいでした。でも先生と父と母の顔をみた時の不穏な空気がただごとじゃないんだとうことはわかりました。
だんだん治療が進んでいくなかで髪の毛が抜けていったり今までに味わったことのないしんどさを感じたりしていくうちに実感がわいてきました。
辛い治療もたくさんあったけれど母と一緒にレンジやトースターを駆使してクッキングをしたり、父と昔のテレビ鑑賞をしたり病院の限られたことしかできないなかで痛いこととしんどいことがほとんどでしたが同じ病気の子と楽しいことをみつけていきました。
そばにいてくれた看護師さんが大好きで私はこの時に将来の夢は看護師になろうと決めました。
食事が進まなかったり、薬がのみづらくなってしまった時に怒る事なく気持ちに寄り添ってくれて本当に感謝しかないです。
移植も前処置をしましたが今までしたことのない放射線治療など怖さでいっぱいでした。
どこか寂しさを感じて切った後泣いたりしてる日もあったけど、早く家に帰ってやりたいことがたくさんあるやん!その気持ちが早く退院したい!という気持のバネになっていました。
退院して、家のあったかいお風呂に入ったり靴を脱いで床を歩いたり、家族そろってご飯を食べてふかふかの布団で寝るという当たり前だったことが本当に幸せでした。
妹たちとも最初はどこか距離を感じていたけどすぐに喧嘩をするようになりました。笑
旅行に行けるとなった時は本当に嬉しくて、もっと家族の絆を深めれたら良いなという思いでいかせていただきました。
旅行中は本当にあっというまの時間で今まで食べたことのない美しくて美味しいご飯や綺麗な景色、両親には申し訳ないけれど泊まったことがないステキな旅館に感激しっぱなしでした。
病室では感じることのなかった季節の暑さ…あたりまえのことかもしれないけれど忘れかけていた貴重な経験をたくさんさせていただきましたし思い出しました。
本当に夢のような時間でした。
ありがとうございます。
今度は自分の手で夢を実現できるように私ができることをみんなに恩返ししていきたいと思います。