2023 8月　家族みんなで思い出のハーモニーランドへ

この8月にキティちゃんやマイメロなどサンリオキャラクターが好きな兄妹をお連れしてサンリオキャラクターパーク ハーモニーランドに行ってきました！
大分県の別府温泉近くにあるこちらの施設は、緑に囲まれたとても可愛らしい雰囲気の遊園地です。

スマイルスマイルプロジェクトの日々活動は、たくさんのボランティアさんの存在に支えられています。今回、Aくんご家族の付き添いのためには4名のボランティアさんがお手伝いをしてくださいました。

旅行準備では、当日のお迎えが素敵な時間になるように、ＳＳＰサポーターさんがお子さんの好きなキャラクターでウェルカムボードとしおりを制作してくださいました。Ａくんと妹のＢちゃんは旅行の日まで、しおりにたくさんやりたいことを書いて来てくれました。

当日の付き添いには、ラブグラファーのあいこっこさんとSSPサポーターの槇本さんがボランティアできてくださいました。大分県出身のお二人、スタッフをハーモニーランドまでアテンドしてくださりとても心強かったです。

今回の活動レポートは、カンボジアのジャパンハート子ども医療センターでも助産師として活動経験があり、ＳＳＰサポーターとしてスマイルスマイルプロジェクトの活動を長年応援してくださっている槇本さんが書いてくれました。

槇本さんのスマイルスマイルプロジェクトの活動にかける思いをぜひご一読ください。

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スマイルスマイルプロジェクトのボランティアには、これまで幾度か参加させていただいております。

今までは、メジャーな場所でのボランティア参加をしてきましたが、今回は地方にあるこじんまりとした遊園地を家族が希望されました。サンリオキャラクターパーク、Ａくんに楽しんでもらえるか正直心配でした。

ところが、待ち時間もほとんどなくＡくんが乗りたかった観覧車にも乗れ、行きたいところへもスムーズに行くことができました。Ａくんの体への負担も少なく、家族のみなさんも思った以上に楽しめたようです。

ただ、なぜご自宅から遠いこの場所を家族が旅行先として希望されたのか疑問でした。退園の際に、今回この場所を選んだ理由をＡくんのお母さんに尋ねました。するとお母さんが幼い頃に訪れ、もう一度来たかった思い出の場所ということがわかりました。

多くの家族は、治療を乗り越えたお子さんのご褒美を考えるときに、子どもの希望を優先しているように思います。子どもの治療を見守っている両親やきょうだいも同じように辛い思いを抱いているということは置き去りになることもあります。

今回、旅行先をこの遊園地に決めるまでにどのような話し合いが家族でされたのかはわかりませんが、お母さんの願いを叶えられ両親が楽しそうな姿を目にすること、家族でゆったりとした時間を過ごせたことはＡくんにとっては最高のご褒美だったと感じました。

私たちボランティアが家族に関わることができるのは、家族の旅行に付き添うその日その時にしかできません。お子さんの病気や治療の経緯はある程度イメージできても、今日まで過ごしてきた家族の思いや家族の在り方はそれぞれで違います。

だからこそ、家族のこれまでの日々や過ごしてきた時間、苦悩や不安を乗り越え、スマイルスマイルプロジェクトに家族の大切な時間を任せてくださっていることを常に想像しながら関わる必要があるように思います。

スマイルスマイルプロジェクトは、こういった他では得られない大きな学びと勇気を与えてくれる貴重な活動だと思っています。この度もまた、本当にありがとうございました。

ＳＳＰサポーター　槇本浩子